仏 殿
天正17年(1589)耳峯玄熊和尚によって中興され、寛文13年に改修された。
正面三間の桟唐戸は外に開く。両端には丸窓があるが、これは黄檗宗の影響と云うよりも栄西禅師が渡った南宋の寺院では丸窓が多く見られることに拠るものと考えられる。800年遠諱(平成26年)大法要を行うに当たり、2年余の歳月をかけ増築を行い、平成24年9月8日落慶法要が行われた。古来の禅宗様式を残し、丈六三世仏(釈迦、弥勒、弥陀)を再現安座した。鎌倉時代創建当時の姿をとりもどした。三世仏は丈六(4m80cm)では珍しい乾漆で造られている。天井「龍」の彫刻も狩野安信(探幽の末弟)の画を木彫りに改められた。仏殿では、毎月15日に祝聖が行われます。
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