開山堂かいさんどう

護聖院の境内の中に開山堂がある。開山堂正面には僊厓せんがい禅師書の「興禅護聖禅院」の扁額が懸かっている。真殿の正面の厨子には開山栄西祖師の座像が安置されている。その脇の達摩像の木像は九州においても古い像であります。開基源頼朝公像も安置されている。開山堂は他の禅宗の開山堂には見られない様式、中の真殿入口には、黄檗宗2世即非和尚の「龍淵りゅうえん」の額が掛けられている。開山堂は別名「龍淵堂」とも言う。開山堂は天正17年(1589)中興後数回の修復がされて今日に至っている。平成16年に屋根瓦葺き替え、平成17年敷瓦を敷いた。

開山栄西禅師像

開山栄西禅師像

達摩像

達摩像

開山堂内部

黄檗2世即非和尚書 「龍淵」の額

黄檗2世即非和尚書 「龍淵」の額