写経
写経 | ||
受付: | 毎日 午前8時~午後3時30分(5時迄) 年中無休 写経は何時でもできますので、 随時お越しください。 |
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写経の功徳を積んで、身と心を調えましょう。 | ||
経本 | ||
納経料: | 般若心経 1,500円 白隠禅師坐禅和讃 1,500円 観音経(世尊偈) 2,000円 |
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写経用紙など、写経道具は準備しています。 |
写経の歴史
写経は、始め印刷技術が発展していなかった時代に仏教を広めるため経典を書写する必要があった。その後、写経することに功徳があることが説かれるようになった。
中国では六朝時代に始まり、隋、唐のころに盛んに写経が行われるようになった。日本では673年(天武天皇2年)川原寺で一切経の写経が初めて行われたとされている。
奈良時代天平年間は聖武天皇が仏教に帰依し、東大寺や各地に国分寺、国分尼寺を造営し、仏教は空前の隆盛をもたらした。国家事業として写経が行われた。『法華経』の中に「この経を受持し、読誦し、解説し、書写し、説くの如く修行すれば、よく大願を成就す」とあるように、写経の目的は単に経典の流布だけでなく、成仏、善根、功徳の思想に基づいて書写されるようになった。
平安時代になると仏教を広めるというよりも個人的な祈願など信仰のために行われるようになった。写経した経典を経筒に納めて盛んに経塚が造られ納められた。
今日での写経は経文を書き写すことをいい、般若心経の書き写しが一般的です。写経によって功徳やいろいろな効能があると言われています。
- 心が清浄になる
- 姿勢がよくなり、心と体が落ち着いてくる
- 集中力がついてくる
- 自然治癒力が向上する
- 指先を使うことで、脳を活性化させることができる
- 忍耐力がついてくる
- 字が上手になる
写経の意義は、清浄心を養うことにあります。元々写経は、仏教の経典を書写することに始まり、写すことが修行として行われてきましたが、仏教徒でなければ写経してはいけないということはありません。無宗教の人でも信仰心を持ち合わせています。人は誰でも何かに頼りたい心持ちがあり、信仰心を持っています。修行によって信仰心を養い、これを向上させて行くことが清浄心を養うということです。清浄心が高まれば、人として更に成長していくことになります。是非、静かな禅寺の中でお経を書き写すひと時をお過ごし下さい。