菩提樹

お釈迦様は苦行難行の末菩提樹の樹の元で坐禅を組み、12月8日明けの明星をご覧になられて、
お悟りを開かれた。仏教にとっては大切な樹です。
禅堂の前には僊厓禅師が「菩提之樹、勿翦勿伐佛之所坐」の石碑を建てて大切にしています。
その他、開山堂前にもあります。ここにある菩提樹はインド菩提樹と違い支那菩提樹です。
日本へ最初に菩提樹を請来した人は、栄西禅師です。文治5年(1189)香椎の文治寺(後報恩寺)植え、後建久6年(1195)に奈良東大寺鯖木の跡に植えられました。東大寺では今でもそこに現存しています。その後、各地の寺院に植えられるようになりました。

菩提樹

開山堂菩提樹

開山堂菩提樹